入社の動機

何よりも驚いたのは「味」。この「味」なら行ける!

何よりも驚いたのは「味」。この「味」なら行ける!

前々職はアパレルブランド、前職は外資のタバコメーカー、いずれも営業職でした。転職を決めた理由は色々なことが重ねっているんですけど、一番大きいのは結婚を控えていたことですね。すでにプロポーズをしていて、時期を決めていたんです。当時私は岡山県にいて彼女は東京。地理的な距離も解消しなければとずっと思っていました。
人材エージェントから「いい会社がある」とシュクレイを紹介され、面接前に彼女と東京ミルクチーズ工場の店舗を見に行きました。商品力、売場力、販売力、どれをとっても申し分がない。そして何よりも驚いたのは「味」です。
土産菓子と聞けば、私のイメージは“あたりさわりのない味”。ところがシュクレイのお菓子は強烈に美味しかった。この「味」なら行ける。この商品があるなら間違いないと店舗で試食をした時点で確信しました。彼女も私もお酒が好きなこともあり「この濃厚で上質なチーズ味はワインにあうはずだ」と意見が合致し、早速、東京ミルクチーズ工場のクッキーを購入してワインといっしょにいただきました。2014年の11月晴れて入社し、入社の2日後には入籍していましたね。

出来事

日本基準。それは社内のみんなの日々の取り組みそのもの

日本基準。それは社内のみんなの日々の取り組みそのもの

入社後は自社店舗以外のお店に商品を卸す「卸し営業」の仕事をしていましたが、入社半年後の6月、シュクレイの海外進出が動き始めました。最初の進出国は香港。10月には海外戦略室が発足。大学時代4年間アメリカに留学していたこともあり「羽瀬君、英語話せたよね?」とその大役を任されることになりました。
「日本基準」を届ける。それが最初の海外進出で私たちが最も意識したキーワードです。味はもちろん、接客や店舗空間、そして店舗運営の仕組みまですべてが日本品質でなければならない。それまで私は卸し営業しか経験していませんでしたから、社内の様々な人に協力を仰ぎました。棚卸しなどの店舗運営、ロジスティック、営業管理、接客研修、会社法や経理業務…etc. 社内のみんなが「日本基準を届ける」を合言葉に協力して下さり、まさにチーム「シュクレイ」で臨んだ初めての海外進出でした。そして2015年12月記念すべき海外進出1号店が香港にオープンしました。
現在シュクレイの海外店舗は6ヵ国23店舗展開していますが、この1号店のオープンは最も思い出に残る仕事であったと思います。そして気が付きました。この「日本基準」は、届けたのは私でも届けたものはシュクレイのみんなの日々の取り組みそのものであったと。全社で一丸となった海外進出。協力して下さった一人ひとりの人に感謝の念がたえません。

海外での成功パターンを創る

海外での成功パターンを創る

2016年の11月から2017年の12月にかけて3週間でフィリピン、韓国、台湾と3店舗の連続オープンがありました。毎週どこかの国でオープンがあるという状態。準備は3ヶ国並行して行いますので、さすがにハードでしたね。
その中で掴んだ、これからの海外展開を担う成功パターンがあります。アジアにしても欧米にしても言えることなのですが、海外の国々は日本ほど「ギフト需要」がないんです。私たちが扱うのは「プレミアム ギフト スイーツ」ですから、クリスマスなどのピークシーズンとそれ以外のローシーズンの売上幅が非常にある。それが課題でした。
そこで導入したのが実演販売のイートインスタイルである「カウカウアイス」です。日本で私たちが培ってきた「プレミアム ギフト スイーツ」の考え方とカウカウアイスやカウカウキッチンなどのイートインスタイルである「プレミアム フレッシュ スイーツ」。この2つを並行して展開する「プレミアム スイーツ」展開が今後のアジアでの戦略です。
また、「プレミアム フレッシュ スイーツ」の展開はそのものの売上だけでなく、お越し下さったお客様がクッキー等の“箱もの”も買って下さる機会を得ることになります。怒涛の3店舗オープンの時に仕込み、手応えを感じたこの「プレミアム フレッシュ スイーツ」展開を海外での成功パターンとして今後は海外の既存店にも広めていこうと考えています。

自然と一体になれる海。まずは、あるものをありのままに受け入れる

ルーツ

自然と一体になれる海。まずは、あるものをありのままに受け入れる

昔から海が大好きです。見ているのも好きだし、浮かんでいるだけでも楽しい。自然と一体になったような気がして何も考えないでいられます。サーフィンにもよく行きました。留学先がカリフォルニアでしたし、初めてサーフィンをしたのもカリフォルニアです。最近は月の大半を海外での仕事で過ごしているので、なかなか行けませんけどね。
波に乗るのって、いかに波に逆らわないかってことなんですよね。あるものをありのままに受け入れて、自然になれるかってことだと思うんです。だから力むと乗れない。海外での店舗展開も同じ。その国の国民性や文化、トレンドの移り変わり…etc.  あるものをありのままにまずは受け入れられないと、うまくは行かない。海外のパートナーさんともそうです。どこまでリスペクトをもって接することができるかが問われる。日本の常識はその国の非常識だったりするのが異文化交流ですから。
そう考えると、身を投げ出して“自然と一体になれる海”が自分のルーツなのかもしれません。シュクレイの会社ビジョンは「ブルーオーシャンを創る」です。ビジネスの世界では競争のない未開拓市場を「ブルーオーシャン」と呼びます。「世の中にまだないものを創る」のが私たちシュクレイ。世の中の様々な人たちの喜びに向けて、私たちは「ブルーオーシャン」を創ります。そして、この「ブルーオーシャン」の先に海外も広がっている。次は欧米に行きたいですね。

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