
PROFILE
小田 誠一
2025年中途入社
経営管理部 人事総務部 人事総務一課
前職での採用担当までの道のり
もともと接客が大好きで、学生時代も「接客といえばここ!」というテーマパークやアパレル企業でアルバイトをしていました。アパレル企業ではお客様の声を反映した賞もいただいて、就活でも迷いなく「接客」一本で会社を選びました。
家電量販店がルーツの大手総合免税店に就職。当時はまだ「爆買い」という言葉が話題になっていた頃で、インバウンドも注目され始めたばかりでしたので、英語と中国語は入社後に学びました。とにかく接客好きでしたので語学の習得も苦ではなかったです。
配属は家電に始まり、プラモデルや鉄道模型、フィギュアなどのホビー担当もやりました。毎週何かしらのイベントを考えて、自分もコスプレして接客したり(笑)。そのあと、世の中でも結構話題になった銀座の新店オープンに関わらせていただいたんです。
銀座店ではお菓子・食品を担当。ここは隣の売場が民芸品コーナーで1個200万円とかする南部鉄器がものすごく売れるんです。会社の期待はやはりそちらの売場ですよね。お菓子は1個1000円くらいですから1日の売上は10万円とか。全然かなわないんです。
でも、いろいろな方のお力をお借りしてお客様が望んでいる品揃えを整えていったら、1日300万円とか400万円の売上をつくれるようになりました。前年比でいえば、200%、300%の数字を叩き出せるようになったんです。店長からも「よくやったね」と褒めていただき、今までの苦労が報われた瞬間でもありました。
その成果が認められたのか、会社の採用担当という人事の畑に足を踏み入れることになりました。そのあと、採用担当としてのスキルアップのために商社へ転職。シュクレイが新卒から数えて3社目の会社になります。

入社の決め手。経営理念手帳「こづち」とは人としての生き方であり、仕事を超えた生き様なんだ
シュクレイとの出会いは、登録していた人材エージェントからのオファーでした。ちょうど、その1か月ほど前に地元の商業施設でザ・メープルマニアの催事を見ていたんです。すごい熱気で「このお菓子、有名なの?」って妻に訊いたら「すごい人気だよ」って。試食を食べて、接客を受けて。お菓子ももちろん美味しかったのですが、接客好きとしてはやはり「元気のある接客だなぁ」って接客の印象が強く残りました。
エージェントの方から「そのブランドの会社です」と紹介されたものですから、あの接客を思い出してシュクレイのホームページから寿スピリッツグループのホームページまで、ホームページに穴が開くほど見ましたね。
ただ、その時点ではホームページに書かれていた社員の皆さんの数々のストーリーは半信半疑だったんです。ずっと採用担当をやってきましたから、外部に見せるものは現実よりよく見せるものだって。
そんな気持ちも半分持ちながら臨んだ一次面接。いろいろなお話を伺ったあと、「こづち」という経営理念手帳を見せていただきました。ネットではネガティブな口調で宗教っぽいとか書いている人もいて、事前にその手帳の存在を知っていましたから「これがその経営理念手帳か」と拝見させていただきました。
第一印象は「当たり前のことしか書いていない」。感謝しようとか、楽しく取り組むとか…。それが120項目ある。そして、読んでいくうちに思いました、「この当たり前のことを徹底的にやっているんだ、この会社の人たちは」と。正直、「すごいな」と思いました。
入社後、東京駅にあるいろいろなブランドのお店を見せていただいて、改めて思いました。「ホームページのストーリーは本当なんだ。こんなにも皆さんが生き生きと活躍されているのは、そういうことだったのか」と。「こづち」とは人としての生き方であり、仕事を超えた生き様なんだ、と気がつきました。この会社はやっぱり他の会社とは違う。自分もこの会社で、自分の力を発揮したい、会社に貢献していきたい、成長していきたいと強く思いました。
選考する採用ではなく、採用活動を通じてシュクレイのファンをつくる
採用担当の仕事を2社経験してきて、その仕事とは「求める人物像」の追求だと考えてきました。会社にフィットする方を見極めて「この方を推薦します」と最終面接に上げるわけです。
でも入社したばかりの頃は、どんな方がシュクレイにフィットするのか、わからない。上司からいただいたアドバイスをもとに毎日毎日5名から6名の方の面接に臨んでも、二次面接に推薦できる方が出てこない。二次面接に推薦しても合格しなければ最終面接にも行けないわけですからね。すごく焦っていました。そんな時に人事部長から、こう言われたんです。
「小田さん、選考する採用ではなくて、採用活動を通じてシュクレイのファンをつくるつもりで臨めばいいんですよ」。そういうことか!と、その時に私の選考に対する考え方がガラッと変わりました。これまで経験した会社ではそんなことを教わったことはなかったです。
それまでは、求める人物像を定義して「この方は通せる」「この方は通せない」という目線でしか考えて来なかった選考。そうではなく、時間を割いて応募して下さった方々に最大の敬意を払って、仕事内容だけでなく、自分がこの会社に入った体験、入社して感じたことをそのままダイレクトに応募者の方に伝えるようにしました。「シュクレイに入ったらこういうことできますよ」とか、「シュクレイはここすごいですよ」っていうのを、自分自身の体験で語る。
例えば、社風なんかはいい例です。「シュクレイに入ったら、もうひたすら褒められるんです」とか。また、入社前と入社後のギャップでは「自分自身の器が小さかったことを思い知らされた」という話をします。「シュクレイの社員はみんな、経営理念手帳こづちを通して、仕事の成果だけではなく、人間としての器を“昨日より今日、今日より明日”と毎日大きくしている集団なんです。自分自身の器の小ささを思い知らされました」「だからこそ、私も人間としてもっともっと成長したいって思わせてもらいましたし、これまで複数の会社に在籍しましたけど、こんな気持ちになったのは初めてでした」と、皆さんにお伝えしてきました。もう、すべてが自分の本音ですね。

会社と個人の相思相愛。型にはめることなく、一人ひとりが個性を持っていていい
その結果、ある一人の方が最終選考まで進むことになりました。その方から最終面接前にお手紙をいただいたんです。
「どうしてもシュクレイに入社したいです。でも選考の結果がどうであろうと、私はシュクレイの熱狂的ファンになりました」。お手紙にはそう書いてありました。そして、その方が9月に内定を取られたんです。
内定が取れたということ以前に、シュクレイのファンになってくれたことが本当に嬉しくて。そこから、私が面接を担当した方で10月は2名、11月は3名の内定者を出すことができました。直近の今月は現時点で6名です。
内定者を出すことができた、という手応えを感じたのと同時に、自分自身の考え方もものすごく変わったことに気がつきました。これまでは「こういう人材が求められている」「こういう人材でなければいけない」と考えていました。でもそうではないんです。
自分が体験した、ありのままをお伝えして、フィットするかどうかは応募者の方次第。それが自然と会社と個人の相思相愛を生むのだと、この体験を通じて気がつきました。
つまり、求める人材像とは、会社が「こういう人材をほしい」ということではなく、「こういう人がこの会社で輝ける」という意味であり、そういうマッチングを実現するのが採用担当の仕事なんです。決して「求める人材」という型にはめることが採用担当の仕事ではない。型にはめることなく、一人ひとりが個性を持っていていいし、それぞれが個性を持って自分の長所や短所に向き合いながら、生き生きと活躍している会社がシュクレイなんです。
だから、中途採用でも新卒採用でも最終面接前には必ず応募者の方と面談をしてお伝えていることがあります。
「シュクレイは、長所を伸ばす会社。短所はみんなが補っていくから、少しずつ改善していけばいいんですよ」と。これが言える会社ってないですよ。でも大袈裟ではなく、それがシュクレイの風土なんです。だから「こうなりたいという決意や目標があれば、ぜひ最終面接で言ってください。シュクレイは社長をはじめ、みんなが背中を押してくれる会社です。そこに間違いはありません」とお伝えてしています。
でもこれが言えるようになったのも、「こづち」を通して、また社内の方から様々なフォローをしていただいて、自分自身が変われたからなんだと思います。まだまだ、成長段階ですけどね。

歌が上手いだけでは人は感動しない。やっぱり人間としての成長もないと
接客が好きだったのは、人が喜ぶ顔を見るのが好きだったから。そういう意味では、高校、大学と続けた「合唱」がルーツかもしれません。高校、大学ともに合唱部の部長を務めていました。
合唱を通じて、自分たちが発した言葉によって、相手が泣いてくれたりだとか、感動してくれたり、元気を出してくれるいうことが、やっぱり大きなやりがいでしたし、大学時代のアルバイトの接客販売もその延長にあったと思います。一番相手を喜ばせられる接客は、あのテーマパークで働けば経験できる、とか考えましたしね。
もともと合唱部は親しい友人が入っていたんです。最初はふたりともテニス部にいたんですけど、彼がテニス部を辞めて合唱部に入って。それぞれの部活が終わって一緒に帰るんですけど、なんか彼が生き生きし始めまして(笑)。すごく楽しそうにしているんですよ。最初は「俺、絶対やらないから」みたいなこと言っていたんですけど、結局、合唱部に入って、部長までやるほど、ハマってしまいました。
入部の前に「先輩たちと一緒にコンサートやるから一回聴く?」って言われて、行って。その時に感動したんですよね。多分私、ファンになったんです。
合唱の練習はとにかく大変でした。私、音痴でしたし、楽譜も読めない、ピアノも弾けない。音楽なんて一切やってこなかったので、母親からも「何で入ったの?!」と言われて。そんな私でしたが、毎回コンサートには両親や祖父母が聴きに来てくれました。特に母方は音楽一家でしたから。
高校や大学の最後のコンサートなんかは、舞台からでも母や祖母が泣いているのが見えるんです。歌で泣いていたのか、自分が成長したから泣いていたのか、どっちかわからないですけど。両方なのかもしれませんね。
それを振り返って今思うのは、仕事も一緒かなって。歌が上手いだけでは人は感動しないと思うんです。やっぱり人間としての成長もないと。もっともっと成長していきたいと思います。
私はいま、採用活動がものすごく楽しいです。採用活動を通じて、皆さんとお話しして、皆さんのキャリアをサポートできるというか、入社してくれた皆さんの活躍がすごく楽しみなんです。ワクワクしています。
それは最終面接まで、いろいろなお話をして、「どういう風に変わりたいのか」とか「どういう風にこの会社で輝いていきたいのか」とか、誰よりも私が聴いている、知っているからなんだと思います。これからもそうやって、一人ひとりと向き合いながら、自分自身も成長しながら、シュクレイの採用担当として、人間としての器を大きくしていきたいですね。