2014年、寿スピリッツグループ 東証一部上場

寿スピリッツは1952年に創業。1993年に独自のマーケティングとブランディング戦略を武器に新たな価値を創造する「お菓子の総合プロデュース企業」として小売事業に本格着手しました。翌年1994年にジャスダック上場。そして2014年、業界全体の売上がほぼ横ばいの中、寿スピリッツグループとして東証一部上場を果たしました。東証一部上場から現在の売上比は140%。株式会社シュクレイはその寿スピリッツの約3割の売上高を誇る、中核企業として、更なる発展が期待されています。

代表メッセージ

経営は自分事だと
全員が思える会社

一人ひとりが考える「経営参画」でいい。
今日1日、その日その時、成長は加速している

寿スピリッツ株式会社 代表取締役社長 株式会社シュクレイ 代表取締役社長 河越 誠剛

寿スピリッツ株式会社 代表取締役社長
株式会社シュクレイ  代表取締役会長
河越 誠剛

会社は一人ひとりの幸せを追求する場です。幸せには、収入の面で幸せであること、仕事自体が面白いこと、という二つの面がありますが、全従業員が幸せになるためには、会社は日々発展成長していかなければなりません。それは宿命です。その時「自分が成長することによってサービスの質や効率が良くなり、会社全体が発展していく」という幸せの連鎖を創り出すことが大切なのです。つまり、「会社は、仕事は、“自分事”である」と全員が考えていなければ、この幸せの連鎖は創り出すことができません。シュクレイが唱える「全員の経営参画」とはそういう意味です。
 
シュクレイは、誰かが指示命令をしてそれによって動く上意下達のピラミッド型組織ではありません。シュクレイは、「個人の主体的な発言やアイディアが自然発生的に生まれ、それがストレートに会社への貢献につながる“チーム”」です。「経営参画」に枠組みなどありません。自由な発想で、一人ひとりが考える「経営参画」でいい。この採用サイトでぜひ先輩社員の取り組みを読んでみて下さい。“気づき”と“行動”、その輝いているストーリーに、今日1日、その日その時、成長は加速している。その根底には「楽しむ」というエネルギッシュな姿勢があるのです。

役員メッセージ

自社を、自分を、
超えてゆく

「ニューコンセプトメーカー」。
“唯一無二”を目指す時、闘う相手は自分自身である

株式会社シュクレイ  専務取締役 阪本 良一

株式会社シュクレイ  代表取締役社長
阪本 良一

私たちシュクレイは、流行にあわせた商品創りをしていません。一般的にお菓子のメーカーは、その年の流行り(例えば「今年は抹茶が流行る」など)にあわせて商品開発を行います。対して、シュクレイは自分たちの創りたいものを創る。なぜならそれは、目指す場所が違うからです。多くの会社が目指すのは、売上・利益の高い商品開発。私たちも、もちろん売上・利益の高い商品開発は目指すところですが、それを満たしたうえで、「世の中にまだない」「スタンダードをつくる」ことを目指しています。つまり、シュクレイは他のお菓子メーカーとは目的地が違うのです。
 
「ニューコンセプトメーカー」。私たちは、世の中にまだない“唯一無二”な価値創造をそう呼んでいます。社員全員が「ニューコンセプトメーカー」であるシュクレイの社員は、いつも比べるもののないステージで闘っている。隣の誰かと競うのではなく、一人ひとりが「昨日より今日、今日より明日」と常に、自社自身・自分自身と闘っている。商品開発から店舗での販売戦略まで、いつもその上、さらにその上を目指し、どんな逆境にも「ツイてる!」と前向きな言葉を出しながら挑む、会社風土の正体は「“唯一無二”を目指す時、闘う相手は自分自身である」ということなのです。

強さを支える仕組み①

WSR成功サイクル

①仮説 → ②まず実践 → ③検証 → ④徹底実践
または修正実践 → ⑤WSR成功事例 → ⑥共有

WSR成功サイクル

シュクレイでは、PDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)のPlanに時間を掛けすぎない、より実践するスピードとエネルギーを重視した経営を反映できる「WSR成功サイクル」に基づいて事業を行っています。「WSR」とはワールド・サプライジング・リゾート(World Surprising Resort)宣言の略で、「世界へ(=World)ありえないほどの驚きの(Surprising)非日常(超感動)(=Resort)を提供する」ことを意味する私たちのスローガンです。
①仮説
WSR成功サイクルでは、はじめに仮説を立てます。仮説力とは、こうやったら、こうなるのではなかという発想力。例えば、販売・営業部門なら、どんな対策を打ったらお客様に喜んで購入して頂けて、売上が上がるか。製造部門なら、どんな対策を打ったら更に品質が上がり、美味しくなり、生産効率が上がるのか。サポート部門ならどんな対策を打ったらプロフィット部門のパフォーマンスを最大化できるのか、会社の価値を最大化できるのかという発想です。仮説とは計画ではなく発想なのです。
②まず実践
立てた仮説に対して、まずは実践してみます。仮説から、「まず実践」までに至るスピードと、「まず実践」にかけるエネルギーは非常に重要になって来ます。
③検証
「まず実践」に対する検証。実践した対策に対しての手ごたえを確認し、徹底実践を行うか、修正実践を行うか判断します。
④徹底実践または修正実践
そして、徹底実践を行うか、修正して実践を行い、WSR成功事例を創るまで実践します。
⑤WSR成功事例
この①~④のサイクルを実践することにより、WSR成功事例が生まれます。
⑥共有
WSR成功事例については必ず共有を行い、新しい発想(仮説)に繋げていきます。シュクレイでは、このWSR成功サイクルをスピードをつけて回し、どんどん新しい発想と成功事例を生み出しているのです。

強さを支える仕組み②

超現場主義とブランド会議

現場への権限移譲。現場ごとに生み出した
WSR成功事例をブランド会議で共有する

超現場主義とブランド会議

超現場主義とは、最小プロフィット部門(利益を生む最小単位)である「店舗」「製造ライン」「卸売営業」への権限移譲を意味します。つまり、現場の長である店長、製造ラインリーダー、営業拠点長が独自に判断できる仕組みです。 これはES(従業員満足)調査の結果を反映したもので、ESが向上すればCS(顧客満足)も向上するという発想から導かれています。「今日一人、熱狂的なファンを創る」を合言葉に事業を運営する私たちにとって、それは欠かせないものです。
 
ブランド会議では、ブランドごとに「店舗」「製造ライン」「卸売営業」の各現場長が集まり、独自の発想に基づいて行ったWSR成功事例を共有します。このWSR成功事例の共有が各店舗、各製造ライン、各営業拠点に派生し、さらなるシンカを遂げるのです。それはスピードとエネルギーを重視したシュクレイの経営スタイルの基盤であり、「従業員一人ひとりの経営参画=全員参画経営」を実現するものです。現場では日々、メンバー一人ひとりのアイデアや意見が現場長へと上がっています。社員全員の主体的な取り組みがこうして「全員参画経営」となってシュクレイをさらに強くしていくのです。

強さを支える仕組み③

成功事例の全社共有と優秀部門の表彰

WSR成功事例を全社で共有し、
その功績を全社員で称える場

成功事例の全社共有と優秀部門の表彰

四半期ごとに全社・全部門がWSR成功事例を共有する「突破会」が開催されています。ブランド会議をさらに全社規模に拡げた「突破会」では、ロジスティックや海外推進室、サポート部門もそれぞれの取り組みを発表します。 社員一人ひとりが「いま、自分にできることは何か」を考えることが「全員参画経営」の出発点。そして、それを現場長が「超現場主義」の権限移譲によって、独自に汲み上げ実現します。そこで生まれたWSR成功事例を全社で共有し、さらにはその功績を全社員で称える場が「突破会」なのです。
 
ここまでのスピードとエネルギーを持った経営を行える根底には、経営理念手帳「こづち」の存在があります。120もの経営哲学で構成された「こづち」には考え方と判断の基準が明確に綴られています。一人ひとりの発想も、現場で決断を下す現場長においても、指針となるものが明確であることは心のよりどころです。「今日一人、熱狂的なファンを創る」という目標に向かって、スピードもエネルギーも落とすことなく、全力で走ることができるのは、経営理念手帳「こづち」あってこそなのです。

強さを支える仕組み④

経営理念による成果発表「こづち発表全国大会」

グループ各社から予選を勝ち抜いた代表者が
経営理念の実践成果を発表する

経営理念による成果発表「こづち発表全国大会」

経営理念手帳「こづち」は、経営理念を寿スピリッツグループ全社員が理解を深め、共有化できることを目的に、平成14年経営理念浸透プロジェクトの立ち上げとともに制作されました。日常から、各職場単位で行う朝礼や研修、勉強会などで活用し、また、実践成果をグループ全社員が共有し、さらなる大きな成果を生み出していくことを目的に「こづち発表全国大会」が年1回開催されています。グループ各社から予選を勝ち抜いた代表者が経営理念の実践の成果を発表するこのイベントは、グループ最重要イベントに位置付けられており、毎年盛大に取り行われています。
 
シュクレイでも全国大会出場への代表者を選出する「こづち全国大会シュクレイ予選大会」は毎年大いに盛り上がりをみせます。経営哲学(フィロソフィー)120ヶ条の中から、自分の成果を後押しした1項目を選び、その課題と成果、そのプロセスをプレゼンします。決勝大会では、その行動と決断、勇気に涙する光景もしばしば見られるほどです。それは仕事を通した生き様への共感であり、プレゼンを見る側の社員にも同じ思いがあるからこその光景だと思います。

寿スピリッツグループ、シュクレイを1分間で理解するために7つの項目でまとめてみました。東証一部上場を果たし、躍進する、その背景となる「考え方」「事実」をご覧ください。

経営理念: 喜びを創り喜びを提供する

個性・仕事・環境・実績・風土・目標・理念

~ 売上高推移 ~
 

  • 寿スピリッツグループ売上高
  • シュクレイ売上高

コロナ禍は1年で黒字回復。2023年3月期には2020年並みの売上高を予想しています。